ピルについて
ピルとは、女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)と同じ作用を有する2種類の合成ステロイドホルモンを含んだ錠剤です。
主に以下の3つの使用方法があります。
- 避妊目的
- 月経困難症や子宮内膜症の治療
- 月経日のコントロール
種類は避妊目的で使用される低用量ピル(OC:Oral Contraceptives)と月経困難症や子宮内膜症などの疾患の治療、予防を目的として使用する超低用量ピル(LEP: Low dose Estrogen Progestin)があります。
OC(保険適用外):2750円
LEPは治療薬として健康保険で治療できます。
月経による日常生活の質の低下予防を目的としてピルを使用できます。
おひとりおひとりの状況に合わせて治療方針をご提案し、服用が続けられるよう定期的な血液検査や血圧測定、問診を行っていきます。
ピルをご希望の方は、内診は必須ではありませんが、服用にあたり必要な場合にはお勧めすることもあります。
ただし、以下の項目に該当する方は服用できませんのでご注意ください。
- 乳がん、子宮がんの疑いのある方
- 原因不明の性器出血のある方
- 血栓症の既往、または疑いのある方
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙をされる方
- コレステロール値、中性脂肪値、血圧に異常のある方
- 妊婦、授乳中の方
院長:松本由紀子(産婦人科専門医・生殖医療専門医・臨床遺伝専門医)