ピルについて
神戸でピルの処方や月経移動をご希望の方へ。
プリュームレディースクリニックは、神戸市東灘区岡本にある不妊治療・婦人科クリニックです。女性医師が診療を行い、月経困難症、子宮内膜症、避妊目的のピル処方、月経移動などについてご相談いただけます。
ピルとは、女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)と同じ作用を持つ成分を含んだお薬です。低用量で配合されているものは、一般的に低用量ピルと呼ばれます。
低用量ピルには、保険適用されるピル(LEP)と、保険適用外のピル(OC)があります。
月経困難症や子宮内膜症の治療を目的として服用する場合には、保険が適用されます。一方で、避妊目的や月経移動を目的とする場合は、保険適用外の自費診療となります。
低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)
月経困難症や子宮内膜症の治療、症状を軽くするために用いられる低用量ピルをLEP(Low-dose Estrogen Progestin)と呼びます。
LEPは、生理痛や月経量の多さを改善する目的で使用します。その他、月経前後の体調不良、子宮内膜症に伴う症状などの緩和も期待できます。
いくつか種類があり、それぞれ服用方法やホルモンの種類・配合量に違いがあります。患者さんの症状やご希望を考慮して適切な薬剤を処方いたします。
経口避妊薬(OC)
避妊目的として服用するピルをOC(Oral Contraceptive)と呼びます。
OCは避妊効果が認められる薬剤として承認を受けていますが、避妊効果は100%ではありません。飲み忘れを含めた一般的な使用における失敗率は9%と報告されています。
当院で処方可能なOCの種類と費用は以下の通りです。
| アンジュ28(1シート28日分) | 2,800円 |
|---|---|
| ファボワール28(1シート28日分) | 2,800円 |
OC服用に関する注意点
以下の項目に該当する方は、安全上の理由からピルを服用できませんのでご注意ください。
- 乳がん、子宮がんの疑いのある方
- 原因不明の性器出血のある方
- 血栓症の既往、または疑いのある方
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙をされる方
- コレステロール値、中性脂肪値、血圧に異常のある方
- 妊娠中、授乳中の方
月経移動(生理を早める・遅らせる方法)
月経移動とは、生理を意図的にずらす方法です。旅行、試験、結婚式、スポーツの大会、長時間のフライトなど、大切な予定と生理が重なりそうな場合に、生理の日を調整することができます。
生理を早める場合には低用量ピルまたは中用量ピルを使用し、遅らせる場合には中用量ピルを使用します。
中用量ピルは、低用量ピルと比べてホルモン含有量が多く効果が強い反面、吐き気などの副作用が出やすくなることがあります。そのため、ずらしたい生理予定日までの残り日数や体調を確認したうえで、患者さんの希望や生理予定日に合わせて方法を決定します。
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ご来院とご相談
移動させたい予定生理の1〜2か月前の受診をおすすめします。生理不順がある方は早めにご相談ください。
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生理を「早める」方法
早めたい生理の1つ前の生理中(できれば5日目まで)に来院ください。ピルを約14日間内服し、終了後2〜3日で生理が始まります。生理を避けたい日に薬を飲まなくて良いため、副作用を避けたい方に向いています。
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生理を「遅らせる」方法
ずらしたい生理予定開始日の5〜7日前から中用量ピルを内服します。内服を続けている間は生理を遅らせることができ、中止後2〜3日で生理が始まります。
最長で約7日程度遅らせることができますが、個人差があります。途中で生理が始まった場合には内服を中止してください。
月経移動の副作用と予防
副作用として、胃のむかつき、吐き気、倦怠感、不正出血などがみられることがあります。
まれではありますが、血栓症のリスクもあるため、内服中は水分をしっかり摂取することが重要です。また、長時間同じ姿勢を避け、適度に体を動かすなどの予防を心がけましょう。
月経移動の費用
月経移動を希望される方は、生理予定日の1〜2か月前までの受診をおすすめしています。
月経移動は自費診療となります。
| 低用量ピル | 2,800円 |
|---|---|
| 中用量ピル | 処方箋料2,200円 + 薬局での薬剤費 |
※別途初診料2,000円がかかります。
※中用量ピルのお薬代は、内服日数により異なります。
飲み忘れ時の対処法について
飲み忘れが続くと不正出血や避妊効果の低下につながるため、毎日同じ時間に内服することが大切です。アラームの設定や生活習慣に合わせることで飲み忘れを防ぎましょう。
| 予定時刻に飲み忘れた | 気付いた時点で1錠内服し、予定時刻には通常どおり1錠内服してください。 |
|---|---|
| 1日飲み忘れ、翌日に気付いた | 飲み忘れた分と当日分の合計2錠を内服し、その後は通常どおり継続してください。 |
| 2日以上連続して飲み忘れた | 気付いた時点で飲み忘れた分の2錠を内服し、その後は通常どおり継続してください。避妊効果が低下する可能性があるためご相談ください。 |
| 3日以上飲み忘れた | 通常の月経が始まることがあります。月経開始後から続きを飲むか、新しいシートを開始するか判断が必要なためご相談ください。 |
将来の不妊への影響について
ピルの服用が原因で将来不妊になることはありません。むしろ、子宮内膜症の進行を抑え、卵巣や子宮の状態を良好に保つことが期待できるため、妊娠を希望した際に良い状態で治療を開始できる場合があります。
ピルを中止すると多くの方で元の月経周期に戻ります。妊娠を希望して服用を中止する際は、中止のタイミングなどについて担当医へご相談ください。
副作用と安全管理
服用開始から3か月程度は、吐き気、頭痛、不正出血、乳房の張りなどの症状がみられることがあります。これらの多くは一時的で、服用を続けるうちに自然と軽減します。症状が強い場合は、薬剤の変更などをご提案いたします。
重篤な副作用である血栓症
血栓症は非常に頻度の低い副作用ですが、以下の症状が現れた場合には直ちに服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
- 片脚の急激な痛み・腫れ
- 突然の息切れや胸の痛み
- 激しい頭痛、手足の麻痺、ろれつが回らない
- 急な視力低下・見えにくさ
当院では、安全に服用を継続していただくため、定期的な問診、子宮がん検診、年1回の血液検査などを行っています。受診の際は、ピルを服用中であることを必ず医師へお伝えください。
監修医師
本ページは、プリュームレディースクリニック院長 松本由紀子が監修しています。
松本由紀子
日本専門医機構認定 産婦人科専門医
日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医

