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プレコンセプションケアについて

適正体重

自分の体重が適正かどうか知っていますか?
若い女性のやせすぎ(BMI18.5未満)は貧血や将来の骨粗しょう症の原因になります。
一方肥満(BMI25以上)は将来糖尿病や高血圧など様々な病気のリスクを高めます。

やせも肥満も、不妊や妊娠・出産のリスクを高めるため、BMIを計算して今の体重を評価してみましょう。

BMI=体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)で計算できます。
25以上:肥満
18.5~24.9:標準
18.5未満:やせすぎ

BMIを計算しよう!

自分の身長と体重を入力してボタンを押してください、BMIを計算できます。

身長 cm

体重 kg

あなたのBMIは・・・です

やせている方が妊娠された場合、産まれた赤ちゃんが低出生体重児(低出生体重児とは、生まれたときの体重が2,500g未満の赤ちゃんのこと)になりやすく、その場合赤ちゃんが将来心筋梗塞や高血圧、糖尿病や肥満といった生活習慣病に罹りやすいといった研究結果があります。
また、肥満の方は排卵障害を起こしやすく、肥満のまま妊娠した場合は妊娠高血圧症候群や妊娠性糖尿病、難産などの合併症のリスクが高まります。

特に何を食べれば不妊や妊娠のために良い、または悪いということはありません。基本的には厚生労働省の「食事バランスガイド」を参考にバランスの良い食事を摂りましょう。特に鉄分やビタミンは不足しがちなので、意識的に摂取しましょう。また、鉄やビタミンの吸収を促すたんぱく質の摂取も大事です。
バランスの良い食事内容や規則正しい生活リズム・食生活に加え、運動を取り入れるなどして適正体重に近づけるようにしましょう。運動することで、血流を良くし筋肉量が増えることで代謝も高まり、適正体重の維持のためには欠かせません。
WHO(世界保健機関)が推奨するガイドラインでは、1週間に150分以上の中程度の運動(早歩きや立った状態で行う仕事や作業など、自覚的に「きつい」と感じない程度)が目安とされています。

葉酸

日本人の食生活はビタミンの摂取が不足しがちと言われています。
妊娠してもいつまでという期限はなく、ずっと取り続けても問題ありません。
葉酸とはビタミンB群の一種に分類される栄養素です。
葉酸は、野菜に多く含まれているイメージがあるかもしれませんが、実は植物性食品だけではなく、鶏や牛、豚の肝臓や、鶏卵、納豆、ウニなどにも含まれています。
妊娠前から積極的に摂取することにより、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。神経管閉鎖障害とは、妊娠時に胎児の神経管がうまく形成されないことによっておこる先天性の病気です。
神経管が作られるのは妊娠7週未満といわれているため、厚生労働省は妊娠の1か月前からの摂取を推奨しています。

妊娠を計画している女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品(サプリメント)から1日400μgの葉酸を摂取しましょう!

喫煙

タバコは がん、心臓病をはじめ、たくさんの病気を引き起こすだけでなく、男女ともに不妊症のリスクを増加させます。
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素などの有害物質は、血流を阻害し卵子や精子の質の低下させることが報告されています。
妊娠中の喫煙や受動喫煙も流産のリスク上昇、胎児の成長を阻害するなどの影響が知られています。
度々、電子タバコならどうですかという質問もありますが、電子タバコを喫煙した場合、出生した子どもにアレルギー発症率が上昇するという研究結果もあります。
妊娠してから急に禁煙することも難しいため、妊娠前から禁煙に努めることが望ましいといえます。

特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、低体重を引き起こす可能性があるため、身近な人にも禁煙してもらいましょう。

女性

不妊
流産・早産
閉経年齢の早期化
しわ・たるみ・くすみ・黒ずみ
歯の黄ばみ

男性

不妊
ED(勃起不全)

赤ちゃん

乳幼児突然死症候群
低出生時体重児
注意欠陥・多動性障害(ADHD)

クラミジア感染症

若い人の間で、性的接触を介して誰もが感染する「性感染症」が増えています。
性器クラミジアでは、女性は自覚症状がないために感染が長期化し、不妊の原因となることもあります。
知らない間に他の人に移す可能性があるため、セックスの際にはコンドームを使用して感染を防ぐことも必要です。

風疹抗体

妊娠初期に風疹に罹患すると赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症し、心臓の病気や白内障、難聴をもって生まれるリスクが高まります。
妊娠前に風疹への免疫があるかどうか(抗体があるかどうか)を採血で検査し、抗体が少なければワクチンを接種しましょう。
妊娠中は接種できず、妊娠していなくても接種後2か月間は避妊が必要です。

風疹抗体を検査した結果が8倍未満の場合は免疫を保有していないため、ワクチンの接種が推奨されています。
また、8倍や16倍の場合でも、厚生労働省では風疹の感染予防には不十分とされており、妊娠を希望する女性やその同居者などはワクチンの接種が推奨されています。
抗体価が16倍以下のまま妊娠した場合は、感染をしないために普段から人ごみを避けたり特に流行期には外出を控えるなどの予防が必要になります。
風疹ワクチン接種後は2か月間避妊が必要になります。また、妊娠してからは接種できないため、妊娠を希望する前に抗体検査を受け接種を終えておくことが望ましいといえます。
( インフルエンザワクチンは妊娠中問わず接種できるので、重症化を防ぐために毎年打つようにしましょう。)

子宮頸がん

女性は20~30代から子宮頸がんが増えるとされています。
早期発見により妊娠・出産に影響が出ないことが期待されます。1年に1度の子宮頸がん検診を受けましょう。

当院でも子宮頸がん検診を受けることが可能ですので、お気軽にお申し出ください。

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