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不妊かも、と思ったら

もしかして不妊?

 

そう思うと色んなことが当てはまる。

『どうしよう?』

 

そんな時、絶対自分を責めないでください。

また、相手のことも責めたりしないで。

妊娠したいと思うときにできないのは、全然珍しいことではありません。

 

『さてどうしましょう?』

 

不妊について詳しい専門医がいます。

不妊かどうか検査したり、治療します。

 

目の前の仕事や家事に精一杯で、後回しになりがちだけど…

そんな忙しい日常だからこそ、少しだけ時間をとって話してみませんか?

 

『そういう所があるみたいだけど、行ってみる?』

 

もしかすると、お互い言ってくれるのを待ってたかもしれない。

時間が経てば経つほど、話せなくなるかも。

不妊かも?と思ったら、『夫婦で将来についてきちんと話し合うチャンス』です。

 

妊娠するってどういうこと?

『卵(卵子)のもと』の話

卵巣は左右に一つずつありますが、この中には卵のもとが詰まっています。

『卵のもと』はそのままでは卵子にならないので、月経のころにホルモンによって卵子へと成長します。

一度に数百個が卵(卵子)になろうとしますが、その中で一番大きく育ったものだけが卵子として卵巣から飛び出して きて、残りは消滅してしまいます。

この成長した卵子が卵巣から飛び出すことを排卵と言います。

 

年齢と『卵のもと』の話

この『卵のもと』は、生まれた時は200万個くらいありますが、年齢とともに数が減っていき、思春期の頃には20~30万個、35歳では2~3万個に減ると言われています。

全てが卵(卵子)になれる訳ではないため、卵子として排卵されるのは400個程度だと言われています。

 

卵を育てるホルモンの話

『卵のもと』を成長させるには二つのホルモンが重要になります。

FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)です。

この二つのホルモンの働きによって、『卵のもと』は成長して立派な卵(卵子)になります。

 

飛び出した卵(卵子)の話

排卵によって卵巣を飛び出した卵(卵子)はラッパのように広がった、卵管の端(ラッパ管)から卵の通り道である卵管へ飛び出します。

 

精子の話

排卵が近づくと、精子が反対側の入り口から卵管の中まで入って来られるようになります。

ただし、精子に元気がないとなかなか中まで入ることができません。

 

受精の話

充分に育った卵(卵子)と元気いっぱいの精子が通り道(卵管)で出会うことを受精と言います。

卵(卵子)が育っていなかったり、精子に元気がなかったり、通り道(卵管)が細くて通り抜けられないとなかなか受精ができません。

 

受精した後は

受精した卵(卵子)は分割を繰り返しながら赤ちゃんの部屋(子宮)に移動して、壁にくっつき(着床)落ち着きます。

そのまま約10か月かけて赤ちゃんへと成長します。

 

不妊ってどういうこと?

不妊の定義

一般に結婚を考える年齢で、避妊しないで通常の夫婦生活を送っていれば、約半年で70%1年で90%の方が妊娠するといわれています。

理由にかかわらず、『避妊をせずに1年たっても子供ができないカップル』を『不妊症』と定義されています。

実際は、『排卵日がわからない』『夫婦生活がうまく取れない』などタイミングの理由からなかなか妊娠しない場合もあり、そのような方は適切なタイミングの指導や治療のみで短期間でご妊娠出来ることも少なくありません。

 

不妊の原因

しかし、妊娠するってどういうこと?でお伝えしたお話の、どこかに問題があると他に全く異常がなくても妊娠が難しくなります。

たとえば、卵のもとは充分あっても、育てるホルモンがバランスよく出ていなければ卵のもとが排卵できる状態まで育つことができず、妊娠できません。

これが『排卵障害』や『卵巣機能不全』といわれるものの正体です。

卵のもとがそだっても、たまたま卵巣から飛び出した時に、卵管のラッパ管に入ってくれなければ卵管で精子と出会うことはできません。

卵管の端っこ(ラッパ管)が形の異常を起こして卵をうまくピックアップしてくれないことが妊娠しにくい原因となることもあり『ピックアップ障害』といわれ、治療したほうが良いこともあります。

精子は卵管までたどり着き、数日間卵管内で卵子を迎えているといわれています。

卵管までたどりつき、卵子が来るまで元気な状態で待てる精子が多い方が妊娠はしやすくなります。

卵子と精子が卵管で出会っても、必ずしも『受精』できるとは限りません。

体外受精治療を行っていると『卵(卵子)』にも『精子』にも全く異常がないのになぜか受精が起こらない『受精障害』ということに遭遇することがあります。

顕微授精という方法で『受精障害』の治療は可能となることもありますが、女性の体の卵管の中でその状態が起こっている可能性もあるのです。

受精した卵子(受精卵)は、卵管の中で数日間育ちながら子宮の中へ移動し自然に着床します。

受精卵に何かしらの問題があって途中で育つことが止まってしまうこともありますし、うまく子宮にたどり着いても子宮の中が着床して落ち着いて育っていける環境が整っていなければ妊娠まで育たずに終わることもあります。

受精卵の問題とは、大きな要因の一つとなるのが染色体の異常ですが、原因に女性の年齢が関係することがわかっています。

受精卵に染色体異常があると、育つ途中で発育が止まってしまったり、着床して妊娠できても、流産となってしまうこともあります。

つまり、妊娠して出産するということは、実に様々な偶然が、たまたまうまく重なったときにだけ成立する『とても奇跡的なこと』なのです。

 

ご自身が『不妊かも』『不妊かな?』と思ったら、まずはクリニックへご相談ください。

また、最近は結婚の有無にかかわらず、ご自身の体調や年齢を考え『不妊かも』『不妊かな?』と思われる方も少なくありません。

そのような方でもご希望に応じて検査を行ったり、ご相談のみでもお受けいたします。

 

不妊治療に保険が使えます

不妊治療や検査は費用が高い、または健康保険の適用がないと思われがちですが、保険適用でできる検査や治療も多くあります。

まずは気になる項目のみ検査を行い、妊娠に至らなければ追加検査をしたり、最初から検査をすべて受けたのちにご希望に沿って自然妊娠を目指したり、ご自身にあった方法で治療を進めていただきます。

基礎体温をつけてみたり、月経周期によりどのような体調や精神的変化が自分に起こる傾向があるのかを知るようなことから始めてみませんか。

『不妊かも』『不妊かな?』と思ったら、気軽に相談できる、そんなクリニックになれたら良いなと思います。

院長:松本由紀子(日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医・日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医・日本生殖医学会認定 生殖医療専門医)

 

「ルナルナ メディコ」を導入しています。

月経周期や基礎体温を管理するスマホアプリ「ルナルナ」を外来診療に役立てていけるよう「ルナルナ メディコ」を導入しています。

「ルナルナ」のアプリに記録されたデータは、診察時に診察室のパソコンに簡単に表示でき、測っていただいた基礎体温を他に記録し直したりするご負担がなく、そのまま診療に活かすことができます。ご利用の方は、アプリ内で簡単に発番できる「ルナルナデータ番号」(6桁)を診察時にお知らせください。

※患者さんのアプリの使用を義務付けるものではありません。

※患者さんの情報を一時的に閲覧するためのシステムであり、当院でデータを監視や管理するものではありません。

 

 

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